IPアドレスを隠してプライバシーを保護しましょう!
IPアドレスは、インターネット上であなたのデバイスを特定する重要な情報です。このIPアドレスの保護が不十分だと、プライバシーの侵害やサイバー攻撃のリスクが高まります。この記事では、IPアドレス保護の重要性やその方法について詳しく解説します。個人情報を守るための具体的な対策を理解し、安全にインターネットを利用するための知識を身につけましょう。
Part 1. IPアドレスとは
IPアドレスとは、「Internet Protocol Address」の略で、インターネット上でデバイスを識別するための固有の番号です。よく、インターネット上の「住所」にたとえられます。
インターネット上でパソコンやスマートフォンなどどこから送受信をしているかを特定するためにIPアドレスは欠かせません。
IPアドレスには「グローバルIPアドレス」と「プライベートIPアドレス」の2種類があります。
電話にたとえるなら、グローバルIPアドレスが外線で、プライベートIPアドレスが内線にあたります。
グローバルIPアドレスは、世界にひとつだけで重複するものがない番号です。
ICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)という非営利法人がによって管理されています。IPアドレスはICANNから各地域のIPアドレスを管理する組織、さらに各国のインターネットレジストリという流れで割り振られています。
プライベートIPアドレスは、オフィス内や家の中などのネットワークだけで使用されるものです。そのため、内部で重複がない番号であればよく、ほかのネットワーク内で同じ番号が使われている可能性があります。
IPv4とIPv6アドレスについて
IPv4とIPv6の「IP」は、IPアドレスと同じく「Internet Protocol」の略です。通信規格を示しており、IPv4は第4版(version4)、IPv6は第6版(version6)を意味しています。
両者の主な違いとしては、「接続方式」「通信速度」「IPアドレス数」「セキュリティ強度」があります。
接続方式に関して言うと、IPv4はPPPoEのみ対応しています。一方IPv6はPPPoEに加えてIPoEも扱えます。このIPoEを使えることが通信速度の上昇にもつながります。
IPアドレスの数について言うと、IPv4のIPアドレスは2進法の32桁で表現されます。そのため、利用できるIPアドレスは約43億個です。80億人を超える世界人口と比較すると、まったく足りていません。一方、IPv6のIPアドレスは2進法の128桁で表現されます。利用可能なIPアドレスの数は約340澗個となります。なお、澗とは10の36乗のことです。
セキュリティ強度に関してですが、IPv4では暗号化に用いられるプロトコルが必須ではありません。一方IPv6ではそのプロトコルが必須となっており、その影響でIPv4より高いセキュリティを確保しやすくなっています。
Part 2. IPアドレス保護の重要性
IPアドレスはインターネット通信に必要不可欠なものですが、その保護の重要性が十分理解されているとは言いづらいのが現状です。
では、なぜIPアドレスを保護する必要があるのでしょうか。
IPアドレスがわかれば、IPアドレス追跡サイトなどを用いておおよその住所、デバイスの種類や使用環境、インターネット上でどんなサイトを見ているかなどが特定される可能性があります。これは、個人情報の不正な利用やストーキング行為に繋がりかねない脅威です。
また、個人や組織のIPアドレスが外部に知られてしまうと、そこを標的にサイバー攻撃を受ける可能性も出てきます。さらには、強引に接続してデバイスをハッキングし、そこから詳細な個人情報を盗まれてしまう危険性もあります。
Part 3. IPアドレスを保護する方法
では、IPアドレスを保護するためにはどのような手段があるのでしょうか。ここでいくつかの方法を紹介します。
1.【おすすめ】MocPOGOでIPアドレスを偽装
今回おすすめしたいのは、位置情報を実際のものとは違うものにすることができるツール・MocPOGOです。MocPOGOは位置偽装の完璧なツールです。IPアドレスを偽装することでIPアドレスを保護する目的に達成するということです。
- 脱獄せずにiOSデバイス上のGPS位置を変更。
- カスタムスピードでGPSの動きをシミュレート。
- すべての位置情報ゲーム/アプリの場所を変更。
- PCでARゲームをプレイするためのGPSジョイスティックをサポート。
- 最多15台までのマルチデバイスをコントロール。
- 最新のiOS 18/Android 15に対応。
ここからは、MocPOGOの使い方を紹介していきます。
PCにMocPOGOをDLする
まず、PCとスマートフォンを準備します。PCから公式製品ページを開き、MocPOGOをPCにDLします。
以下の画像を参照しつつ、「始める」ボタンをクリックし、スマートフォンとPCを接続します。
USBケーブルなどの物理的な接続かWi-FiでスマートフォンとPCをつないでください。
iPhoneの場合、デベロッパモード、Androidの場合はUSBデバッグを有効にする必要があります。
テレポートモード
テレポートモードを使うと、GPSの位置情報を好きな場所に変更できます。
パソコンやスマートフォンを使用している場所を実際とは異なる場所に設定することで、プライバシーを確保することができます。
PCでMocPOGOを開き「テレポートモード」をクリックします。
検索ボックスに、位置情報を設定したいエリアの名称や座標を入力します。「探す」ボタンをクリックします。
入力した箇所が赤いピンで表示されます。変更後の位置情報として問題なければ、「行く」ボタンを押します。
これで位置情報の変更は完了です。
2.VPNを使う
今回はMocPOGOを使う方法を主に取り上げましたが、VPNを使うことでIPアドレスを隠すこともできます。これは、VPNを使うことによって元々割り振られているIPアドレスから違うIPアドレスへと表示を変更することで、本来のIPアドレスを隠す手法です。
ただし、VPN自体が信用できないものだとIPアドレスを悪用されるなどのトラブルに巻き込まれる可能性もあります。VPNを提供している事業者が信頼できるものか、きちんと確認してから利用しましょう。
数あるVPNの中でも、ここではNordVPNを紹介します。
NordVPNはWindows、MacOS、Linux、Android、iOSなど一般的に個人で使用する端末で利用できるVPNです。軍事グレードの暗号化で接続を保護しているとうたっており、実際外部から高い評価を受けた実績もあります。
契約期間は1ヵ月、1年、2年のいずれかを選びます。
また、VPNが使える「ベーシックプラン」、VPNの使用に加えてマルウェア対策やパスワード管理などの機能も使える「プラスプラン」、プラスプランの内容に加えて1TBのストレージが利用できる「コンプリートプラン」の三つのプランがあり、用途や期間に合わせて自分にあったプラン選択ができるのも魅力なVPNです。
3.プロキシサーバーを使う
VPN同様にIPアドレスを隠す方法として、プロキシーサーバーを使うというものものあります。
通常ブラウザからサイトの閲覧などを行う際、PCなどのデバイスは直接サイトに接続します。しかし、この間にプロキシサーバーを噛ませると、プロシキから転送された情報を閲覧することになるので、自分のIPアドレスを隠したままインターネットが利用できます。
一見VPNと同じように見えますが、通信速度やどの範囲を隠す(暗号化する)かなどの違いがあるので、自身の求める安全性と予算などを照らし合わせて検討しましょう。
まとめ
IPアドレス保護は、現代のデジタル社会において欠かせない要素です。適切な対策を講じることで、プライバシーを守り、サイバー攻撃から身を守ることができます。この記事で紹介した方法を実践し、安心してインターネットを楽しんでください。おすすめした位置偽装ツール・MocPOGOをご利用いただきデジタルセキュリティを強化することが、より安全なオンライン体験につながります。